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-☆-  19日(金曜日の朝) 朝だぁ〜  -☆-

 おはようございます。

 なにも変わらぬいつもの朝です。
彩子と則子の「朝だぁ〜、みんなぁ〜、おちろぉ〜」の「目覚まし時計ごっこ」もありましたし、則子の階段落ちもありました。
騒々しい朝は、東の空がしらじらと明るさが増してきているとはいえ、まだ、真っ暗です。

 私が起きていくと、則子がばあちゃんに着替えをしてもらっています。
彩子は自分で出来るようになりました。
ただ、点検がいりますけどね。ボタンの掛け違いだとか下着の裏表。(笑)
あっ、そうそう、いつもと違うところがありました。
彩子と則子が居間に飛び込むと、ばあちゃん、一恵(さきの子)を抱いてます。
則子、ばあちゃんと一恵に「おはよっ」と言うと、一恵の手をパック。
まだ、どう接していいのかわからないようです。(笑)

 ぞろぞろとみなさんが起きてくるあたりに、さきが戻ってきます。
仕事の段取りや記録・点検を終えてね。
このまきばの一番早起きです。

 働いてくれてる人たちが集まってきます。
今日の手順と段取りの報告をさきがすると、了解したようにみなさんが出て行きます。
もちろん、行き先は牛舎です。(笑)

 ひと息遅れて、彩子と則子が箱車を引いてご出勤。
鶏舎へ卵集めです。
雨が降ろうと、雪が降ろうと(最近、ちっとも降らないんです)、二人は休むことを知りません。
お友達の鶏が待ってます。
数百いる鶏のすべてに名前が付いてます。
実際に覚えているのは数羽だけなんですけどね。(笑)

 大きな鶏舎は体育館のような鉄骨構造の建物。
亡くなった敏ちゃん(さきの育ての母親・敏子)が小さな鶏小屋からこんな大きな鶏舎にしました。
その鶏舎の中では「放し飼い」。
だから、卵集めは大変なんです。どこに産んだかわからないですから。(笑)
彩子と則子は即座に発見します。
敏ちゃん、こんなことを言ってました。↓

牛は苦手だけど鶏なら子供のころ世話をしていたし。

敏ちゃんの口癖。
そして、その世話を手伝っていたのが彩子。
歩けるようになったら、鶏舎に出かけて居ました。
突っつかれるからとヘルメット(プラスチックのおもちゃ)とゴーグルをして。(笑)
それは、今、則子が使ってます。

 でも、今じゃぁ〜、鶏たちはお友達で子分。
彩子の号令に素直に動きます。
並べェ〜!ちいてこいっ!
子供らの後ろを数百の鶏がついて歩くのって、迫力ありますよぉ〜。

 箱車に卵を満載して戻ってくると寺務用品のない事務室で怒鳴ります。

たらいまぁ〜

私、ばあちゃん、静ばあちゃん、まぁ〜、誰かしらが受け取りに行きます。
あの子らだと落としてしまいますから。(笑)

 二人は、手に一個ずつもって仏間の仏壇へ走ってきます。
仏壇の亡くなったじいちゃんと敏ちゃん(あの子らにはおばちゃん)にナムナムで、お供物と卵のぶつぶつ交換の交渉。成立するとチーンとして合意の確認。(笑)
卵を置いてお供物を手に居間へ戻ってきます。
そして、パクッ。

 あの子らの楽しみなら、お供物を用意するばあちゃんの楽しみ。
お供物が仏壇に上がってる時間は、実に数分。(笑)

 仕事が終わって朝ご飯に戻ってくる父ちゃんを待ってテーブルで待機する彩子と則子。
絶対に父ちゃんが戻る前に食べません。
二人にとっては一緒に食べるのが楽しいから。決して、しつけではありません。(笑)

 これが、彩子と則子を取り巻く、ここの朝の風景です。
で、今は、朝ご飯が終わると、私が彩子を学校へ送っていきます。
もちろん、車ですよ。
そして、お寺に預けて戻ります。
彩子は時間を見ながら学校へ歩いて行きます。

 お寺は、子供らには身内みたいなもの。
特に彩子には、小坊主の趣味があたっりして。(笑)

 

 そろそろ、みなさんが戻ってきます。

朝ご飯です。

 

▲ 上に戻りまぁ〜す。